モミジパフウ(アメリカフウ)

「モミジバフウ」は「フウ科」の落葉広葉樹で、樹高が40mに達する高木です。名前は「モミジの葉に似ているフウ」に由来し、漢字表記すると 「紅葉葉楓」 で、 まるでカエデのような名前です
が、 カエデとは全く関係ありません。日本ではカエデの樹を表す文字として 「楓」 を使っていますが、 中国では「幟」を用い、 「楓」は専ら「フウ」という樹に用いています。
【:ムクロジ科カエデ属、 葉は対生。 楓: フウ科フウ属、 葉は互生】
日本に「フウ科」の樹木は自生していませんが、 外来種で中国原産の「フウ (楓香、フォン・シャン)」 と、 北米原産の「モミジバフウ(Sweet Gum)」の2種が見られます。 フウは別名タイワンフウとも呼ばれ、日本へは享保年間(1720年頃)に、モミジバフウは昭和12(1937) にアメリカ庭園協会より贈られた記録があります。
フウとモミジバフウの違いですが、フウの葉は3裂掌状であるのに対し、 モミジバフウの葉は5~7裂掌状で、2年目以降の枝にはコルク質凸凹した翼が付きますので容易に区別がつきます。フウは郡山周辺では見掛けませんが、 モミジバフウは21世紀記念公園、 開成山公園、逢瀬公園、ザ・モール郡山の東側等で出会うこと出来ます。秋の紅葉は美しく、また晩秋に地上に落ちた褐色のウニに似た硬い実は、 クリスマスオーナメントやリースの材料に最適です。そごうかドイツ名は「アンバーバウム (Amber Baum: 芳香樹)」 で、 公園の緑化樹木として良く用いられているそうですが、名の由来は幹から 「蘇合香」 と呼ばれる芳香性の液が抽出されることによるものです。 なお、葉・枝・芽をつぶすと独特の香を生じます。 草食動物はこの香を嫌って葉を食べないため、牧場の境界木や動物園の景観樹としても用いられているそうです。


